初・体・験

琉球ずんだ

2012年07月03日 02:59

日曜日は

午前中から

久しぶりに1号で

走りに行きますた。





まず向かったのは

昨日も行った

ピロピロのお店。


水曜日の定休日に

海水浴に行くらしいのだが

「シュノーケリングしたい」と

のたまっていたので

去年買って

ずんだのツバだらけの

シュノーケルを

追加のプレゼント。


これでもう他人じゃないね



そしてちゃーんと

ピタパンも注文。

お客さんとしても立派だね♪





土曜日は長居しすぎたし

今日こそは

海へ行こうと思っていたので

小一時間ぐらいで出発。




恩納村から金武の屋嘉へ抜けます。





山越えの途中の風景。


すでに「稲刈り」してました!

完全に二毛作なんだろうな。




屋嘉のT字路へ出て

北か南か?

どこへ行こうかな〜。

















・・思えば

ここでの選択が

午後の運命を大きく

変えることになろうとは

この時は全く気づきませんでした・・















人の多いビーチは

行きたくないし

久しぶりに

海中道路から浜比嘉島でも

行きましょうかね〜♪




と言う事で

南下ルートに決定し

一路浜比嘉島へ向かいました。






途中で見つけたジムニー。

パンクしてるし完全に「置物」なのかな??

でもこのヤレ感 いいわぁ〜♪

カブもこんな風にしたいな。














このあと

予定通りに浜比嘉島の

ビーチに到着したのですが・・・













写真は一枚もありません。

















ある写真と言えば














上着は病院の治療用の服です。それと右足のも病院から渡された簡易靴?靴下?です



ココがどこかと言うと


うるま市の中部病院の

救急外来の処置室でーす。






何故かと言うと

実は

島の左側・比嘉地区の

シルミチューの浜へ到着して

いそいそと

シュノーケルを付けて

海に入ったのですが・・





ものの5分もしないうちに


ハブクラゲ

に刺されまして

救急車で搬送されてしまいました。







【ハブクラゲ】

ハブクラゲ (波布水母、波布海月、Chironex yamaguchii) は沖縄や奄美に生息するクラゲである。立方クラゲ目 (Cubomedusae) に属する。本種の学名は Chiropsalmus quadrigatus とされていたが、2009年に日本近海の個体群には別の学名 Chironex yamaguchii が与えられ、オーストラリアウンバチクラゲと同じ属に属することになった[1]。種小名 yamaguchii は元琉球大学教授、山口正士への献名である。
ハブクラゲは沖縄や奄美で6月から10月にかけて一番被害が大きいと言われているクラゲである。小魚の群れに襲いかかり捕食すると言われている。


【被 害 】

青みのある透明な体をしている上、移動速度が速いため、砂浜で被害が起きている。カツオノエボシと同様刺されると死亡することがある。刺されると激痛になり、ミミズ腫れになったり強いかゆみをもたらす。まれに呼吸困難を起こすことがある。6時間後に水泡、12時間後には壊死を引き起こす。そのため沖縄市の一部など、ハブクラゲ侵入防止網が設置されており、それがある海岸では注意が必要である。
刺されたら酢をたっぷりかけて氷などで冷やすこと




何組かの人が

海に入っていたし

ハブクラゲなんて

頭の隅っこにも無かったので


「もうちょっと沖に行こ〜」と

2〜3掻きしたぐらいで

右腕にスタンガンを当てられたような

激痛が走り

プチパニック状態に!


ナニが起きたか分からないまま

右腕に張り付いた「何か」を

取ろうと左手で

払いのけようとしたのですが

今度は左手にも激痛。



後から知ったのですが

「ハブクラゲに刺されたら慌てて触るな」が鉄則らしい。


でもそんなこと知らないので

おかげで両手を刺される結果になりました。





これは帰宅後の写真。

処置の後なので

少し落ち着いてますが



触手が当たったところに

白っぽい小さな水泡が出来て

ぷっくりと腫れ上がってました。




ちなみにコレは



ハブクラーゲン(ヨーバーフォーム)ですが



自分から見たら(実際には姿は見えなかったけど)



ハブクラーゲン(チューバーフォーム)でした!





刺された場所は水深もまだ浅かったので

急いで砂浜へ向かったのですが

刺された時のバタバタで脱げてしまい

プカプカと浮いている買ったばかりの右サンダルも

また刺されるのが怖くて取りに行けず

空しく見送るだけでした・・





波打ち際には小さなお子さんを連れた

ご家族もいたので

刺された旨を伝えながら

砂浜に上がったところで

左手が痺れてきて

小刻みに震え出し

その場に屈み込んでしまいました。



ご家族連れの子供達も

心配そうに見ていますが

完全に余裕がなくなっておりました。





そんな中

この家族連れの

ご夫婦の方が

いろいろと面倒を見てくださり


奥さんは近くの民家に

お酢がないか聞いてくれたり

旦那さんは車を出してくれて

助手席に乗せてもらい

とりあえずお酢を求めて

反対側まで向かおうとした途中で

偶然にも巡回のパトカーが来たので

事情を説明したら

「日曜日でここらは何処もやってないから救急車呼びましょう」

「病院行った方が早い」となり


救急隊員の持ってきたお酢で

触手を流した後

そのままストレッチャーに乗せられて救急車へ。




ハブクラゲも救急車も

病院に救急搬送されるのも

初体験でありました。









ここでお気づきの方も

おられるかもですが


「カブはどーした?」

「1号はどこね?」

と。












救急車が来るまで

お巡りさんと

先ほどの家族連れの旦那さんと

3人で広めの道路沿いにいたのですが

その時に

その旦那さんが

海中道路に最近出来た交番まで

持って行ってくれる事になり

キーをお預けしておりまして、

後で(後日?)その交番に

取りに行く段取りを組んでおいたのでした。












治療も一通り終わり

その日のうちに帰れることが分かり

会計を待ちながら

「どうやって1号を取りに行くか」を

考えていたら


先ほどキーを預けた旦那さんが

病院の受付に!



何とその旦那さんは

車を奥さんに運転してもらい

ご自身は1号を運転して

中部病院の駐車場まで

持って来てくれたのでした!!





ホント

感謝感謝でございます!!

高嶺さん、

本当にありがとうございました!!





本日ちゃんとお礼をしに行ってまいりました。

高嶺さん曰く

「久しぶりのバイクを楽しみました♪」との

お言葉をいただき

またまた恐縮したずんだでした。


お話を聞くと

限定解除している方のようで

KAWASAKIの旧車がお好きな様です。






沖縄に来て約5年。

今まで一度もハブクラゲを含め

その他の危険な海の生物も

ホントのハブも

遭遇した事なかったのですが

これからは

より細心の注意と準備をして

楽しみたいと思いました。



でも当分は

海に入るのが怖いです・・








そうそう

ずんだが搬送された

中部病院ですが

ここの救急は

全国的に見ても

素晴らしい病院らしく

「救急は一度も断ったことがない」そうで

当日も

某国営放送が密着取材を

していたらしく

そこに担ぎ込まれた

「ハブクラゲに刺された市民」は

格好のネタだったらしく

先生と看護師に混ざって

ビデオカメラを持ち

「○HKエンタープライズ」の

腕章を付けた人が

ジーーーーーっと

カメラを回し続けておりました。



お願いだから

顔にはモザイクかけてね・・・








駐車場から見た中部病院。



高嶺さんご家族

お巡りさん

中部病院のスタッフさんたち

お世話になりました。





そして

拙ブログをご覧の皆さん



海に行くときは「お酢」をお忘れなく!!






追記:

月曜日は気分が上がらなかったのと

病院への支払いと

高嶺さんへのお礼に動いていたので

仕事は休みました。


ので

病院からの帰りに

浜比嘉島の現場へ

右サンダルの捜索に立ち寄ってきました。

あ、あと交番へのお礼もね。





救急車を待った辺り。






現場海岸。

潮に乗って砂浜に流れ着いてないかなと

思ったのですが、見つからなかったです。









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